運営：㈱未来財務サポート、関連：小原会計事務所

IT導入補助金とは？

中小企業・小規模事業者等のみなさまが対象の補助金です。個人事業主の方も要件に当てはまれば申請ができるため幅広い業種から人気です。

自社の労働生産性の向上を目的とした業務効率化やDX等に向けたITツール（ソフトウェア、アプリ、サービス等）の導入を支援するための補助金です。

自社の課題やニーズに合ったＩＴツールを導入することにより、経費の一部を補助し、業務の効率化、売上の向上をサポートします。

ＩＴツールの導入にはコストがかかりますが、ＩＴ導入補助金を受けることで、その負担を軽減することができます。

通常枠（A・B類型）

中小企業・小規模事業者等のみなさまが自社の課題やニーズに合ったITツールを導入する経費の一部を補助することで、業務効率化・売上アップをサポートするものです。

自社の置かれた環境から強み・弱みを認識、分析し、把握した経営課題や需要に合ったITツールを導入することで、業務効率化・売上アップといった経営力の向上・強化を図って

いただくことを目的としています。

セキュリティ対策推進枠

中小企業・小規模事業者等のみなさまがサイバーインシデントが原因で事業継続が困難となる事態を回避するとともに、サイバー攻撃被害が供給制約・価格高騰を潜在的に引き起こす

リスクや生産性向上を阻害するリスクを低減することを目的としています。

デジタル化基盤導入枠（デジタル化基盤導入類型・複数社連携IT導入類型）

中小企業・小規模事業者等のみなさまが導入する会計ソフト・受発注ソフト・決済ソフト・ECソフトの経費の一部を補助することで、インボイス対応も見据えた企業間取引のデジタル化を

推進することを目的としています。

 

対象となるツール

一般的な対象ツールは以下のとおりです。

　・　業務効率化、経営力の向上のために新たに導入する「ソフトウェア製品」の購入「クラウドサービス」の利用料、サポート費用や設定費用

　・　導入するソフトウェアやクラウドサービスを利用するために必要なハードウェア（PC、プリンター、レジ等）の購入費用

　・　サイバーセキュリティーの向上に関するソフトウェア・サービスの購入費用

 

2023年と2024年で変わった点

大きな変更点としては「デジタル化基盤導入枠」が撤廃され、新たに「インボイス枠」が新設された事と「ECサイト制作費」が補助金対象外になったことです。

インボイス枠（インボイス対応類型・電子取引類型）

2023年10月1日より開始されたインボイス制度に対応するＩＴツールへの補助金です。

インボイス制度が開始されたことにより、会計、受発注、決済ソフトに加え、POSレジ、券売機等のインボイスに対応したハードウェア導入費用も補助対象となります。

補助率が拡大され、小規模事業者への補助が手厚くなりました。

また、中小企業や小規模事業者と受発注取引があり、ＩＴツールを無償で利用させている大企業も申請する事が可能になりました。

 

まとめ

インボイス制度や帳簿保存法などが始まり、それに対応するためにいろいろな事を変更せざるを得ない中、自社にとって何が必要かを見極める必要があります。

ＩＴツールを導入するには費用がかかります。自社の事業向上に向けてＩＴ導入補助金を役立ててはいかがでしょう。

すでにＩＴ導入補助金をうけられた企業様もみえると思いますが、再度補助金を受けるための条件は何か、次に必要なＩＴツールが何かを検討されるのも良いかと思います。

 

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